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日立物流

お客さまとともに

お客さまとともに

私たちは、ロジスティクスの力で、次世代の持続可能な産業と社会インフラをの実現を支える事業を、国内外のさまざまな地域で展開していきます。

物流改革に臨まれるお客さまのサポート

医薬品のGDPに準拠した保管・輸配送の実施

全国の医薬品物流センターを拡充し、医薬品物流に特化した保管サービスを提供しています。GDPにおけるソフト面の強化を目的に、GDP推進に特化した専門組織を設置しGDP管理のための社内文書体系を整備するなど、医薬品物流における品質保証の体制強化を図っています。2019年度は、全国の医薬品物流センターの機能拡充と、GDP適合車両の導入を行いました。複雑化する流通経路の適正管理に取り組むことで、高品質な医薬品物流の維持に貢献していきます。また、災害時における供給機能の継続に向けて、燃料調達のスキームの構築や医薬品の特性などを熟知した専属ドライバーの確保といったBCP体制を整えています。

GDP物流センター外観(三田)

GDP物流センター内部(三田)

GDP対応車両(埼玉北)

医薬品取り扱い物流センターの保有面積:7万5千坪(2020年3月31日時点)
うち、GDPに準拠した物流センターの標準装備

  • ドックシェルター
  • 非常用自家発電装置
  • 全館空調
  • 静紋認証セキュリティ
  • 免震構造 等

※GDP (Good Distribution Practice): 輸送・保管中にも劣化しないように厳密な品質管理の確保を目的とした「医薬品の適正流通基準」。

健康食品・化粧品通販向け物流センター運営

2018年8月に東京都武蔵村山市にて健康食品・化粧品通販向けの物流センターを開設しました。
従来は西日本の1拠点での物流体制でしたが、東日本に拠点(BtoC事業)を増設し、お客さまの物流改革を実現しました。具体的には、商品を関東に配置することにより、中部以北のお客さまへの配送リードタイムを短縮し、配送費用の削減に貢献することができました。今後もお客さまのサプライチェーン全体の最適化に向けて、BtoB事業の2拠点体制化や、製造工場からの生産物流の効率化等に取り組んでいきます。

通販向け物流センター外観

通販向け物流センター内部

社会インフラ関連設備の輸送推進

綿密な輸送計画とネットワークを駆使した緊急輸送
ードミニカAndres発電所 蒸気タービン機器輸送

2018年9月、ドミニカ共和国のサントドミンゴ ラス・アメリカス国際空港近郊に位置するAES Andres発電所内にある蒸気タービンが落雷で損傷し、三菱日立パワーシステムズ株式会社(現 三菱パワー株式会社)の蒸気タービン機器が供給されることとなり、当社にて輸送手配を実施しました。同国内の電力確保のため1日も早い復旧が期待されるなか、2019年6月から8月に最大重量63.5トンの製品を含んだすべての機器を、成田空港および名古屋セントレア空港からドミニカ共和国サントドミンゴ ラス・アメリカス国際空港まで、5機の貨物専用機を貸し切り輸送することで納期の短縮をめざしました。航空輸送特有の、気圧による影響や積載制限といった厳しい制約に阻まれることも多くありましたが、一つ一つの問題に対してお客さまと真摯に向き合い、安全かつ確実な輸送を追求すべく試行錯誤を繰り返しながら進めました。また、当社グループの国内外のグローバルネットワークを駆使して日本国内の工場出荷から現地到着までの作業と進捗を一元管理し、日本からドミニカ共和国まで約13,000キロメートルの道のりを納期に遅れることなく無事に輸送作業を完遂しました。
日立物流グループは今後も、自社マネジメントでのワンストップサービスを実行できる数少ないソリューションプロバイダとして、常にお客さまのニーズに合わせたフレキシブルかつオンリーワンのサービスを提供するとともに、地域の社会インフラの維持に貢献することで、人々の生活や社会の発展を支えていきます。

タービン機器輸送
タービン機器航空輸送

※AES Andres発電所:ドミニカ共和国の発電会社であるAESドミニカーナ所有のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備による発電所

新技術・省人化技術の物流現場への実装

日立物流グループは、人手不足といった社会課題に対応すべく、物流現場への新技術・省人化技術の実装を推進し、現場運営の自動化・省人化を進めています。新技術・省人化技術を物流現場に導入することで、作業者の負担軽減にもつながり、安全かつ安定した持続可能な物流運営体制の確立を実現していきます。

2019年度に導入した主な設備
    • パレット自動倉庫
    • ピースピックロボット
    • 自動梱包ライン(製函/封函/帳票投入/ラベル貼付)
    • デパレタイザー
    • 搬送型AGV(Automatic Guiding Vehicle)
    • 無人フォークリフト

導入済みの主な設備

ピース順立機

トレイに投入したピース出荷品を順立機内で一時保管し、納品先単位で纏めて自動排出することで作業生産性の向上に努めています。現在、3カ所の事業所で導入しています。

順立機A

医薬A事業所

順立機B

アパレルB事業所

順立機C

アパレルC事業所

無人フォークリフト

移動パレットラックや垂直搬送機、自動倉庫と連動し、夜間含めたパレット荷役(入出庫)・搬送を自動化しています。現在、3カ所の事業所で導入しています。

無人フォークリフトA

医薬A事業所

無人フォークリフトD

医薬D事業所

無人フォークリフトE

日雑品E事業所

ピースピッキングロボット

人手によるピック&プレース工程を製品特性に応じた各仕様のピースピッキングロボットに置き換え、単純作業の省人化を推進しています。現在、2カ所の事業所で導入しています。

高密度保管システムC

アパレルC事業所

高密度保管システムA

医薬A事業所

RFID

ゲート式RFIDリーダー

入出荷検品や棚卸し作業の効率化をめざし、物流現場での実装に向けて、読み取り精度試験や運用検証を実施しています。また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「電子タグを用いたサプライチェーン情報共有システム」の実証実験にも参加しています。

2018年度は、店舗でのRFID活用による効果の検証や、国際標準に準拠したデータ共有モデルの策定などを行いました。2019年度は、経済産業省主導による、コンビニエンスストアおよびドラッグストアの全商品を対象としたRFID貼付の実証実験に継続的に参画しました。今後も、実証実験に関する実施方法の検討会にも引き続き参画し、実装をめざしていきます。

※RFID(Radio Frequency Identification):電波を介して情報を読み取る非接触型の自動認識技術

シェアリング+従量課金型サービスでEC事業拡大を支援 ~ECプラットフォーム~

複数のお客さまで、物流センター内のAsset(自動化/省人化設備)、System(情報システム)、Space (保管/作業スペース)、Manpower(管理者/作業者)を共有(シェアリング)し、従量課金型(Pay per Use)のプラットフォームセンターを構築しました。

ECプラットフォーム概念図

現在大きな社会課題となっている人手不足に対応するため、AGVピッキングシステムや自動封函機などの省人化設備のほか、画像認識による商品検品や梱包緩衝材の自動投入など、さらなる省人化システムを開発し、人手による作業処理工数の最小化に努めています。

ECプラットフォーム

2019年9月に埼玉県春日部市にECプラットフォームセンターを開設しました。このセンターでは、自動化により標準化されたオペレーションでの安定的な作業品質とともに、省人化設備の導入により作業者の負担が軽減された働きやすい職場環境を実現しています。また、協創パートナーとともに利便性を追求することで、必要となる物流領域周辺の機能の実装につなげています。

新たな領域への挑戦

安全・安心のプラットフォーム「SSCV」の事業化に向けて

ドライバーの健康状態に起因する事故が近年増加しているなか、日立物流グループは、「SSCV」の事業化を推進し、社会に安全運転を提供することにより、「事故ゼロ社会」をめざしています。「SSCV」は、運行前の生体情報測定、運行中の車載センシング機器からの危険シグナルや生体情報のすべてをクラウドに集約し、AIによる分析で事故・ヒヤリハットに影響を与える状況を判断することで運行管理者やドライバーにアラートを送り、事故の未然防止につなげています。

SSCV概念図

SSCV₋Safety

SSCV-Safetyの機能

2019年度は、運転中のドライバー向け注意喚起機能や運行中データの可視化機能など、5つのサービスで7つの機能を拡充させました。2020年度も、引き続き機能の拡充に取り組んでいきます。

  1. 出発前点呼サービス
    (点呼時客観値にてドライバーの体調異常を検知)
  2. 運行中ドライバー向け注意喚起サービス
    (車両危険挙動・脇見の際に運行中のドライバーへ発報)
  3. 管理者への運行中の有事情報通知サービス
    (真にフォローすべき危険な状況は随時管理者へ通知)
  4. 運行中データ可視化サービス
    (運行位置情報に応じ、車両挙動体調ステータスを地図上で検知)
  5. 帰着後点呼サービス
    (当日の運行をショート動画を活用し運行ルート・動画、法令違反などを効率的に振り返る)

SSCV-Safetyの提供価値・有効性

SSCV-Safetyの機能の活用により、以下の実現につながります。

  • 体調不良による事故の未然防止
  • 運行中のドライバーの見守り
  • ドライバーの労務管理の徹底
  • 優良ドライバーへの公平な評価
  • ドライバーに合わせた技能指導
  • 日々の運転状況のコーチング

導入実績と効果

2020年3月末までにグループ全国のトラック約1,300台に導入し、順次運用を開始しています。当社グループ会社の事業所においては、導入後6ヶ月でヒヤリハットが75%減少しました。
今後は提供範囲を広げ、輸送協力会社などへの提供に取り組んでいきます。

SSCV₋Smart

安全面だけでなく、より便利な社会に貢献していくため、輸送事業全体の効率化や収益改善の支援など、さまざまな機能を持ったソリューションの開発を進めています。

SSCV-Smart

人工知能の活用、サプライチェーンソリューションの開発

グローバルサプライチェーンソリューションプロバイダの具現化や業務効率化に向けて、AIを活用した物量予測技術の確立と、予測技術を活用した新ソリューションの開発に取り組んでいます。

物量(需要)予測

AIを活用した高精度の物量予測をもとに物流センターの在庫最適化等を行うことで、運営の効率化をめざしています。2019年度は、お客さまとの共同研究による需要予測ツールの設計(1事例)と、物流予測ツールの運用検討(3事例)を実施しました。

AIを活用した物流予測

製販コントロール支援(需要予測)事例数
(2020年3月末時点:累計)
20件

製品在庫コントロール

お客さまのサプライチェーンに適した基準在庫の算出や発注計画の立案により、サプライチェーン最適化への貢献をめざして取り組んでいます。

ブロックチェーン技術

ブロックチェーンを用いて、商品の輸配送作業とそれに伴う対価の支払いを迅速化する仕組みづくりに取り組むなど、お客さまのサプライチェーン円滑化への貢献をめざして研究を行っています。2019年度は輸配送業者に対する支払いに関する概念実証を行いました。

※ブロックチェーン:デジタルに管理される台帳のこと。「分散型台帳技術」とも言われる。

データサイエンティストの育成

お客さまのサプライチェーンの課題をデータに基づいて発見し解決するデータサイエンティストを育成しています。2019年度は25名が育成講座を受講しました。

データサイエンティスト育成講座受講者数
(2020年3月末時点:累計)
58名

関連情報

省人化設備の開発や、AIを活用した物流(需要)予測など新ソリューションの開発については、スマートロジスティクスの動画でも詳細をご覧いただけます。

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