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Hitachi

日立物流

技術研究者や物流センター運営のプロと協力し、物流の現場に最先端技術を導入する

氏名:高橋 絵美
仕事内容:技術
所属部署:スマートロジスティクス推進部
大学時代の学科:経営工学科

日立製作所が持つ技術力を、どうすれば物流に活かせるか

高橋 絵美

近代物流には、ICTを始めとしたさまざまな最新技術が必要不可欠です。2014年に新設されたスマートロジスティクス推進部は、日立製作所研究開発グループの持つ技術と、日立物流で培ってきた物流センター運営のノウハウを融合させ、物流現場に新しい技術を導入することを目的として誕生しました。私たち技術者の役割は、どうすれば物流のICT化が進むのか、どういった技術が物流に活かせるのかを、物流センターや日立製作所のメンバーと一緒になって考えること。労働人口の減少が懸念される中、リードタイムの短縮や作業品質の向上をめざして、新技術の開発、現場への導入、その後の検証作業などに取り組んでいます。

数々の困難をクリアして導入された、新型ピッキングシステム「Racrew」

高橋 絵美

最近の事例では、2015年にスポーツアパレルを扱っている物流センターに導入した新型ピッキングシステム「Racrew」が挙げられます。新型ピッキングシステムとは簡単に言うと、それまで人がフォークリフトを使用して運んでいた棚を、機械が自動で持って来てくれるようにしたものです。時間も人手も大幅に短縮できる優れた仕組みなのですが、現時点(16年3月現在)で同様のシステムを導入できているのは、アメリカのEC大手企業と日立物流のみ。実際に私たちも導入を検討した際、そのハードルの高さに苦労しました。
同じ手順を繰り返し行うような作業の場合、オートメーション化はそれほど難しいものではありません。しかし物流センター内の作業は、季節や商品の売れ行き、お客様の要望などによって大きく左右され、イレギュラーな対応が多くなることが特徴です。この複雑で先が読めない条件を詳細に設定することは非常に難しく、その分システム開発・導入にも多くのコストがかかってしまいます。Racrew導入も、日立物流単独では難しかったかもしれません。日立製作所の技術力と日立物流の現場力という2つの強みが重なったことで実現できた案件だと感じています。
今は現場と協力しながら、Racrewの作業方法の改善、生産性向上、稼働率向上に取り組んでいます。この仕事の魅力は、現場の人たちから「作業が楽になった!」と言ってもらえること。常に技術は進化していくため、私自身も新しい技術や知識を身に付けなければなりません。簡単な仕事ではありませんが、次の新技術導入に向けて、自分自身のスキルアップに努めたいと思います。

※「Racrew」は、株式会社日立製作所の登録商標です。

「あなたが抱く、次世代物流の姿とは」

高橋 絵美

3PL事業というのは、お客様が自家で行ってきた物流業務を第三者の物流企業に任せることで生まれた産業です。しかし、今後は労働人口が減少していくため、物流企業も対応策を考えなければなりません。ロボットやシステムなどを利用したオートメーション化もその対応策の1つ。人がやらなければならない作業は人が行い、機械で出来るところは自動化する。話題の技術をどんどん取り込めるところが物流の面白さでもあると思います。

※社員の所属および部署名は、取材当時のものです。